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1990年代の外国人選手【2】

85年の、夢のような優勝は過去のものとなりました。それから続くはずだった「黄金期」は夢幻となったことに、ファンが気づくにはそう長い時間は必要なかったのです。
その兆候は、獲得する外国人選手たちにも現れていました。80年代以上の、使い捨ての時代。中には見捨てられてもやむを得ない選手もいましたが、ならばなぜそんな選手を獲得したのか。国内ドラフトも含め、選手補強がまるでなっていなかったようです。
監督のクビをすげ替えて満足する時代はとうに終わりました。根本的な改革を為さない限り、この球団の発展はないかも知れません。

クレイグ・ワシントン(Craig Worthington)

6月10日にW退団となったクールボー、グレンに代わって入団した新外国人選手。クビにした両外国人ともにスタートダッシュの悪さに泣いた阪神だったが、このクレイグは違った。来日すると、いきなり3番サードを任されたが、その期待に応えて快打を飛ばした。その後も安定して3割をキープ、これは思わぬ拾いもの、最下位を走るチームの起爆剤になるかと思いきや、1ヶ月ほどで、やや息切れ。その後、8月に右足肉離れを起こして欠場、登録を抹消されると、そのまま9月には解雇されてしまった。なぜでしょうか?

まだわからんでしょう、そんな短い期間じゃ。しかも試合中の故障だし、それまではそこそこ打ってたわけだし。何を基準に解雇してるのかワケがわかりません。

ケヴィン・マース(Kevin Maas)

クレイグと同様、先にクビになった両外国人の代わりとしてセットで入団した選手。
90年にヤンキースに昇格しており、それなりに期待はもたれていた。クレイグ3番、そしてマースは4番ファーストに据えられた。クレイグもそうだったが、このマースも来日当初からバリバリと打って主軸としての期待に応えている。
ただ、長打力はそれなりにあったのだが、打てるポイントが少なく、それを日本投手に見抜かれると弱点ばかり集中的に攻められて、徐々に成績が下がっていった。
中途解雇にはならなかったが、シーズン終了と同時にお払い箱となった。

マイク・グリーンウェル(Mike Greenwell)

タイガース史上、もっとも輝かしい経歴をもった外国人選手であろう。ただし、大リーグにおいて、だが。
82年レッドソックスのドラフト3位で入団すると、早くも3年目にはメジャー昇格、いきなり5番を任された。
その翌年にはWシリーズにも出場している。オールスターは88,89年に連続出場した。そして、メジャーでの通算打率が3割を超えるのである。タイガースに入団したときは34歳。まだまだやれるはずだった。

絶大な期待を持って迎えられたグリーンウェルだが、オープン戦直前のキャンプ中に故障、阪神サイドが引き留めるのも聞かずに、「治療のため」と称して帰国してしまう。呆気にとられた首脳陣だが、待つしかない。
開幕1ヶ月後の5月3日に、ようやく再来日したものの、5月10日の巨人戦に自打球を当てて右足の甲を骨折。記者会見を開くと、なんと引退表明。引退理由が「神のお告げ」ではファンも球団も納得しまい。
帰国後は、フロリダに「グリーンウェル・ファンパーク」と名付けた、甲子園球場の20倍以上の広さを持つ遊園地を開園している。

リード・シークリスト(Reed Scrist)

シーズン前に獲得したハイアットが不調のうえケガがちだったため、代役として6月に入団させたのがシークリストだ。初出場の同月21日には、東京ドームの巨人戦で代打で出場、見事にタイムリーヒットを放ってみせ、ファンに強烈にアピールした。その後レギュラーに定着、オールスター前までは3割を保ったが、オールスター以降は人が変わったように打てなくなった。スタメンはもとより、代打でも打てなくなってしまい、8月には登録抹消。
シーズン中の9月8日にクビとなる。

フィリップ・ハイアット(Philip Hiatt)

新三塁手として獲得したのがハイアット。前年、3Aで本塁打、打点の2冠王をとったのだが、実はシーズン180三振というとんでもない記録も同時に作っていた。普通、ここに不安を抱くと思うのだが、当時のタイガースはどうだったのだろう。
開幕してからも、増えるのは三振ばかりで打率は低空飛行。ツボにはまればホームランだが、そんなに日本プロ野球は甘くない。おまけに腰痛の持病があることも判明、ここで阪神もハイアットに見切りをつけたようだ。
真面目に練習する姿勢を評価する声もあったので、代役のシークリスト入団後も在籍していたが、成績は一向に伸びないため、閉幕後に解雇。

ボブ・マクドナルド(Bob McDonald)

不足気味の左腕を少しでも補おうと入団させたサウスポー。とはいえ、5月下旬にテストで入団させたのである。それゆえに、さほど期待もしていなかったろうが、それにしても実力不足は否めなかった。

6月の1ヶ月だけ1軍で投げたのだが、ボロボロに打ち込まれた。こりゃダメかも知れんてことでファームに落とした。しかし、ここでも9試合に投げて0勝3敗と打たれまくってジ・エンド。これで本当にヤンキースで投げたのかと思われたピッチングだった。
閉幕を待たずして、ハイアットとともに9月8日にクビ。

ポール・クリーク(Poak Creak)

左投手日照り対応として、シーズン前に入団。ストレートはさほどでもないが、スライダーのキレで勝負するタイプだった。日本向きだとしてかなり期待されたが、開幕早々に左肩を故障する体たらく。
当然ファームに落ちたが、ケガが癒えたあとに登板すると、2軍では抜群のピッチングを展開した。
喜んで1軍に引き上げると、これがパッとしない。
結局、この繰り返しで、1軍で勝ち星をあげることは出来なかった。2軍では十分以上に通用し9勝をあげてファーム優勝の原動力にはなったが、1軍での成績がこれでは…。
1・2・3

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